コロナ禍で家でビデオを観ている人も多いと思いますが、私もアマゾンプライムビデオやU-NEXTで映画、ドラマ、アニメなどを観ています。
そんな時、ふと、昔よく通っていた映画が見放題できる『ギンレイホール』のことを思い出したので、『ギンレイホール』について紹介したいと思います。
『ギンレイホール』とは
『ギンレイホール』は、1974年にオープンした昔ながらの名画座です。
名画座とは、ロードショー公開を終えた作品や過去に上映された作品を格安に上映する映画館のことをいいます。
客席数は202席です。(現在はコロナのため座席は131席に制限)
『ギンレイホール』は比較的人気のある名画座で館内も手入れが行き届いており、そんなに古臭さを感じさせない映画館です(外観は古臭いです)。
『ギンレイホール』は会員になるとカード形式の会員証を発行してくれるので、それを入館時に提示するだけで映画館に入れます。
そのため、チケットを購入するとか、手元にもぎった後の半券が残るとかありません。
その代りに、下のような「ギンレイ通信」という上映中の映画の簡単な上映案内が置いてあるので、それをもらう(取る)ことにより、自分が何を観たのか記録として残せることになります。

『ギンレイホール』との出会い
『ギンレイホール』に初めて行ったのはおそらく2009年8月だと思います。(上の画像)
私の記憶でも8月の頭に入会したという記憶があるので『レイチェルの結婚』と『バーン・アフター・リーディング』を観たのでしょう。きっと。
『ギンレイホール』の存在を知ったのは、当時「定額で映画館で映画を観れるというのはないかな」とネット検索していて見つけました。
私がネットで検索した限りでは、映画館で見放題をやっている先は全国でこの『ギンレイホール』だけでした。
(今回この記事を書くにあたり「サブスク 映画館」で検索してみたら1日見放題(イオンシネマで
期間限定で実施 2,500円)があるくらいで、やはり本当の意味での見放題はありませんでした。)
ネットで『ギンレイホール』を見つけたものの、当時は勤務先から飯田橋まで行くのにちょっと距離がありました。
ただ、当時勤務していた会社の事務所が飯田橋に比較的出やすい場所に移転することが既に決まっていましたので、移転まで少し待ちました。
こうして「よーし、引っ越したら『ギンレイホール』に行こう」と思ったのが最初でした。
料金
『ギンレイホール』は「ギンレイ・シネマクラブ」というクラブに入会することによりいつでも映画を無料で観ることが出来ます。
私が入っていたのは「シングルカード」というもので、1年間の会費が確か10,000円(税抜き)で会員のみが1年間を通じて上映する映画を何度でも観ることができるというものです。(現在は11,000円(税込み)です。)
『ギンレイホール』は1スクリーンしかありませんが、基本2本立てです。

その2本立てが、2週間で切り変わります。
つまり、1年52週とすると、52週÷2週×2本立=52本ですので、年間52本が観れることになります。
『ギンレイホール』は窓口でお金を払えば会員以外でも入れますが、一般1,500円ですので、一般扱いで年間52本観ようと考えると78,000円かかってしまうので、相当割安だと思います。
(実質1本あたり200円程度でみれることになります)
ロードショー公開終了から早くて2~3か月、遅いと4~5か月遅れての上演ですが、年間1万円ちょっとで52本(実際は企画もあり、もっと多い)見れるのは何物にも代えがたいとものです。
鑑賞方法
入れ替えなし
今の時代シネマコンプレックスが全盛で、映画は入れ替え制が当然ですが、『ギンレイホール』では昔ながらの(昭和30年代の名画座のように)観たいだけ、いたいだけ居られます。
2本立てですので、1本目を観て帰る人もいれば、2本続けて観る人もいます。
また、2本目から入館する人もいます。その場合は、空いている席を探して座ることになります。
<指定席はありません>
(今は座席の消毒と館内空気入れ替えのために、映画と映画の間は30分の休憩時間となっているようです。)
座席での飲食が可
2本を連続で観ると結構長時間の滞在となり、その辺を配慮したのかはわかりませんが、館内で飲食が可能です。
シネコンでもポップコーンぐらいは食べることができますが、『ギンレイホール』ではちゃんと食事ができます。
食事ができるというと語弊がありますが、要は、席で物を食べてもいいということです。
休憩時間に座席で食べますが、私はサンドイッチとペットボトルをいつも持ち込んでいました。中には座席で幕ノ内弁当を食べている人もいて、ビックリしたこともありました。手作りのおにぎりを持参している人もいました。
(今は館内での食事は休憩時間を含め全面禁止のようですので、ちょっときついし、残念ですね。ある意味、休憩時間に席で食事ができるというのが『ギンレイホール』のいい特徴のように感じていましたので、早く以前のように休憩時間に食事ができるようになればいいですね。)
満席時は立ち見か、通路の階段が臨時席に
今までにそう何度も経験したわけではありませんが、満席時は一番後ろの座席の後ろで立ち見をするか、劇場側で貸してくれる座布団を持って、通路の階段に座って鑑賞することになります。
これはこれで味のある鑑賞の仕方だと思います。
私が通っている時で、通路まで人が座っているのを観たのは2回ぐらいで何の映画か忘れましたが、人気作品の上演の時だった気がします。
また、作品が入れ替わる2週間目の終わり近くの土日は混んでいました。
(今は館内の入場者数を制限しているので、立ち見とかも無いようですが、今どきのシネマコンプレックスではあり得ない設定ですね。昭和感満載という感じです。)
上映作品
ロードショーが終わって少し経った頃の作品がメインです。
ロードショーというと、アメリカのお金をかけた大作映画ばかりのように感じますが、そうした映画は『ギンレイホール』では上演対象外です(まず上映されることはありません)。
お金のかかった大作だとしても、映画館側で上映するにふさわしいと判断すればやるとは思いますが。
基本的には、小さな劇場(ミニシアター)で上映される作品がメインです。
制作国も日本以外にアメリカ、イギリス、フランスの他ポーランド、オーストリア、ハンガリー、ベルギー、ユーゴスラビア、トルコ、台湾、韓国、中国など世界中の作品を上映しています。
私がイランかイラクの映画を見たのも『ギンレイホール』が最初で最後です。なかなか良かったのを覚えています。
是非会員になることをお薦めする人
現在の私は既に飯田橋に近い会社を退職しているため、コロナがなくても、わざわざ『ギンレイホール』まで電車を乗り継ぎ、高いJRの運賃を払ってまで通うことできません。
私が『ギンレイホール』の「ギンレイ・シネマクラブ」の会員になることをお薦めするのは基本的に次の3点を満たす人だと思います。
・飯田橋まで出向ける人(住んでいるところから行きやすいとか、勤務先が近い等)
・映画が好きな人
・アメリカのお金をかけた大作映画があまり好きでない人
『ギンレイホール』のような映画館が身近にある人は幸せだと思います。
シネコンは1か所で色々な映画が見えるし、併設された施設で食事や買い物もできるという意味で非常に集客力のある映画館です。
一方の昔ながらの昭和の名画座のように2本立て、3本建て映画を低料金で上映してくれる映画館はミニシアターとも呼ばれ、数はどんどん減っています。
首都圏でも、茨城県(2)、群馬県(1)、埼玉県(2)、千葉県(2)、東京都(40)、神奈川県(6)といった状況です(ウィキペディアより)。
ミニシアターの経営はどこも苦しいようです。
コロナの影響で追い打ちをかけるように営業時間の短縮や、入場制限により、ますます経営が苦しくなり、『ギンレイホール』を始め一部の映画館はクラウドファンディングで資金集めを行ったりして頑張っています。
因みに『ギンレイホール』のクラウドファンディングは目標10,000,000円に対し、21,886,300円が集まり、2020年7月31日に無事終了しています。
よかった、よかった。
上映作品一覧を観て、『ギンレイホール』を今まで知らなかった人でも、どういう傾向の映画をやるのか確認して、興味がわけば是非会員になって『ギンレイホール』を応援してください。
所在地
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-19 TEL 03(3269)3852

私の場合
『ギンレイホール』を応援してくださいで、終わろうと思ったのですが、私が『ギンレイホール』まで行くことはもうないと思いますので、自分がどういう風に『ギンレイホール』を利用していたかを最後に書いておきたいと思います。
・基本的には上演する映画は全部観る
①「上映スケジュール」から上映開始時間を観て、金曜日の会社終了後に観られるかどうか判断
して、観られるものは観る。(ダッシュで会社を出て向かいました)
飯田橋から自宅まで帰るのに結構時間がかかるため、最終上映は観るのを諦めていました。
(今はコロナ禍で最終上映1本分が消えている印象です)
②観てない1本は土日を利用して観る。
映画は2週間で切り替わるために、2回の金曜日で観きれないときは土日にわざわざ出かけま
した。その際に映画を観るだけのために出かけるのは勿体ないので、食事等映画以外を楽しめ
そうなところを事前に調べてから出かけたりしたものです。
場所は神楽坂ですから散歩したり、お店を覗いたりそぞろ歩きしてするだけでも十分楽しめますよ。
小冊子の最後が2014年の4~5月のものなので、2009年8月から4年間ちょっとは『ギンレイホール』に行っていた計算になります。
ただ、途中から仕事が忙しくなり、「全部観るぞ!」というのは無理になってきましたが。

入会特典4
「ギンレイ・シネマクラブ」のご入会特典4は、会員を更新するときに最終期限が1か月延長されるというものです。
つまり、有効期間が12か月ではなく、13か月ということになります。
最初はどんな特典かわかならくて楽しみでしたが、特典が有効期間の1か月延長と知ってがっかりしましたが、1か月の延長は年間パスポートの約8%割引に相当すると思えば十分かなと納得しました。
特典4は会員である期間が切れ目なく更新した場合に適用されるので、期限を迎える前に窓口で更新手続きをする必要がりますので、注意が必要です。
忙しくなると期限ぎりぎりに行くのが難しい場合もありました。

