3.エンディングノートは、子供や孫に自分の生き方を伝えるもの

エンディングノート 生き方を伝えるもの エンディングノートとは
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なにも全部を書く必要はありません

自分史を書いていく上で、ここだけは知っておいて欲しい、理解して欲しいという点があるのと同時に、人には絶対に知られたくない、見せられないという部分があると思います。

知られたくない恥ずかしいことや不名誉なこと、あの時ああしていればもっと別の人生が送れたのにという自責の念に駆られる後悔など・・・

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ほぼ100%の人が、人には知られたくない、見せられないという部分を持っているのですから、何もそこを馬鹿正直にオープンにする必要はありません。

お墓にまで持って行った方がいいことだってあります。

でも一方で、自分が生きてきた道・経験や知識を子供や家族、あるいは世間の人に知ってもらいたいという思いもあるのではないでしょうか。

いきなり世間の人に自分の生きてきた道を知ってもらうというとハードルも高く、どうしていいかわかりません。

以前ブームだった自費出版という手もありますが、費用面でもかなりハードルが高くなってしまうし、そこまでの想いを持っている人は少ないでしょう。

ご両親のことを知っていますか

あなたが(おそらく)半世紀以上生きてきた道のりを自分自身しか知らないまま、世を去ってしまうというのはあまりにも寂しいのではないでしょうか。

そうであれば生きているうちに、子供たち、あるいは家族だけにでもあなたの人生の幾ばくかでも伝えたらどうでしょう。

考えてみてください。

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あなたはあなたのご両親のことをどれだけ知っていますか。

子供時代のこと     どんな遊びをしたのか、得意だったことは、両親(祖父母)はどんな人
中学・高校時代のこと  どこの学校に行っていたのか、学校の成績はどうだったのか、どんな趣味
            があったのか
大学時代        (どこの大学に行ったのかは知っているかもしれませんが)何故その学校
            をえらんだのか、何を学んだのか、どんなサークルに入っていたのか、バ
            イトは?
社会人時代       最初に勤めたのはどこの会社、何故入ったのか、最初の配属先は、どんな仕事をしたのか
結婚生活        両親の出会いは、子育てはどうだったのか 等々

あなたがある程度大きくなってからは、両親の状況はある程度知っていることでしょう。

でも上に書いたようなことを、あなたは殆ど、場合によっては全く知らないのではないでしょうか。

今から、両親のことを確認して記録を残す必要はありません。

でも、今あなたが自分の親のことを殆ど何も知らないんだと感じたとしたら、いずれあなたの子供があなたに対して同じ思いを持つようになるのではないでしょうか。

自分の生きざまを書いてみましょう

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今まで生きてきて悔しかったこと、苦しかったことなど大変なことが沢山あったと思います。

それをあなたはどう乗り切ってきましたか。

人に誇れるようなことは何もしていないと思うかもしれません。

確かに総理大臣や大企業の社長や、ノーベル賞を受賞したといった大きなことをなした人は運もあり、極少数の人です。

でもそういう人の人生録は記者やジャーナリストといった人が書いてくれます。

それでも表面的な出来事は書いてくれても、心の中の想いや人生の転機となった出来事を必ずしも本人が感じたようには書いてくれません。

あなたの自分史はそういった意味では社会的な意味合いは確かに少ないでしょうが、あなたが経験してきたこと、自分なりの人生観を子供たちに伝えることはあなたにしかできません。

昔の商家は、商売をする上で子孫に守るべきことを家訓として残してきた歴史があります。

それとはちょっと違いますが、あなたが生きてきた道のりを、あなたの生きざまを書いてみましょう。

あなたが子供たちに伝えたい思いがあれば、それを残すことにより、子や孫、あるいは数十年後の子孫に何かが伝わるかもしれません。

大きな力はないかもしれませんが、あなたというご先祖様がこの時代こうした生活でこういう思いで生きてきたんだということを事実として残すことに価値があると思います。

今、あなたが自分史を書き残せば、それは子供に伝わり、子供の中にあなたというものが思い出とともに豊かに残りことでしょう。

ひょっとして子供があなたと同じことをしてくれたら、あなたの家族の歴史が代々伝わることになります。

世界、あるいは日本という観点から見たら、あなたの歴史、あなたの家族の歴史は、ほとんど価値のないものかもしれません。

誰も気にも留めないでしょう。

でも、自分史という形であなたの歴史を残せれば、それはあなたの家族(子孫)にとっては大事なアイデンティティ(identity)となるでしょう。

(ひょっとして、100年後に世間で評価されるようになるかもしれません。)