クレジットカード

クレジットカードを多数保有している人は、カードの整理をしましょう。
使っていないカードの整理方法としては、
- 解約をする。(有料カードは今の期限内に解約しましょう。放っておくと更新されてしまいます。)
- 封筒等にまとめて入れ、押し入れ等の奥にしまっておく。(年会費無料カードは数年間使わなければ更新されなくなります。先方に連絡して解約するのもありです。)
整理したうえで、現在使っているカード、使う可能性のあるカードの順に一覧に記載しましょう。
ご本人が亡くなった後に厄介なのは、亡くなった後にくる請求です。これは上の口座振替と同じです。
毎月クレジットカードから引き落としている、通販の定期便等で数か月に1回請求が来る等過去の明細を確認して記入しましょう。
預貯金等というとその残高ばかりが気になりますが、その口座振替やカードで何が落ちているのか等もきっちり把握しておかないと家族に余計な負担をかけることになります。
有価証券・会員権等
有価証券
今や株券や国債を現物で持っている人はほとんどなく、ほぼ全ての人は証券会社等の保護預かりを利用しているでしょう。
仮に現物で保有している場合は、現金と同じように管理するとともに、何をどのくらい持っているか表を加工して記入してください。相続時の争いにならないために。
ほとんどの人は証券会社を使っていると思いますので、証券会社から定期的に送付される「取引残高報告書」等の記録文書をきちんと保管しておきましょう。きっと役立ちます。
会員権等

会員権が有価証券と大きく違うのはその市場価値と換金性でしょう。
会員権については、市場で売却できるものもあるでしょうし、利用はできるけどあまり金銭的な価値の無いものもあるでしょう。
売却できるもので子供たちに引き継げないと思われるものがあれば、早めに売却してしまいましょう。ゴルフ会員権など子供たちが利用可能であればいいですが、子供たちがゴルフをしないのであれば持っているだけ年会費などが負担になってしまいます。
リゾート会員権なども同じです。
貴金属・美術品等
こちらは一覧表に記載し、どこに保管しているかを明記し、その後の利活用は子供たちの判断に任せましょう。
あなたが好きで集めたものです。
生前に処分をするというのは、ちょっと辛いでしょう。
場合によっては、最後まで手元に置いておきたいと思うものもあるかもしれません。
もし仮に処分できるならば、会員権と同じように現金化しておく方が相続を受ける側は楽ですが、敢えて無理に処分する必要はないのではないでしょうか。
貸付金等
他者(社)への貸付金というのは多くの人にとって縁のないものかもしれません。
一方で、それなりの資産を持つ人は何らかの貸付金を持っている場合があります。
その場合、契約書の保管は当然のこととして、最低限の記録は残しておきましょう。
基本的には子供たちに債権の回収負担を負わせないために既に期限が来ているものは原則回収すべきです。
期限の来ていないものは期限の利益は借り手側にあるので、無碍に返済を求めることはできません。一方で、貸主が死んでしまった場合、借り手は返さない可能性もありえるでしょう。
そういった事態を避けるためにも、子供たちに事前に貸付金の内容を説明するとともに、期限が当面来ない貸付金については、借主に「万が一の場合は、相続人に返済するように。」と連絡しておくといいかもしれません。
相続人が複数いて、返済が行われた場合、取り分はどうするのか揉める可能性もあります。
貸し倒れになる可能性も含め、明確に取り決めをしておきましょう。
この辺は煩雑なので、弁護士に貸付金の回収を一任するというのも一案です。
そのためにはご本人が貸付金を正確に把握するとともに、弁護士と事前に打ち合わせをしておく必要があります。
保険関係
保険は、生命保険も損害保険も何か事件事故が発生しないとあまり意識しませんが、契約内容は契約したご本人しか良く分からないものでもあります。
万が一の時の保障(あるいは補償)として用意していたものが、きちんと管理しておかなかったおかげで意味をなさなかったのではどうしようもありません。お金の無駄です。
そうした事態を避けるためにも、保険については証券とともにその保障内容を一覧にして保管しておきましょう。
これは何も自分が亡くなった後のご家族のためだけでなく、現在のご自分のためでもあります。
生命保険
生命保険は、きわめて大切な財産です。
満期時に一定金額を受け取れる場合は、ご本人の手持ち資金として色々活用できます。
一方、死亡時に一定金額を受け取れる場合は、遺族の今後の生活の重要な資金となります。
生命保険についてはその保障内容を把握するとともに、保険証券をしっかり保管しておきましょう。
また、現在は掛け捨ての入院保険等も充実しており加入している人も多いかと思いますが、こちらも保障内容をしっかり把握するようにしましょう。
損害保険
損害保険は、直接相続と関係するものではありませんが、家の火災保険や家財の保険などはその後も住み続ける家族にとり重要なものです。
自動車がある場合は、同様に任意保険は大事なものです。
自動車保険には特約で個人賠償保険に加入できるタイプや今問題となっている自転車での事故にも対応できるものなどもあります。
損害保険は、加入した本人でないとその内容が良く分からないことも多いため、どんな保障を受けられるのかを明らかにしておくことは家族にとり大切なことです。
こちらも生命保険同様に保険証券をちゃんと保管しておきましょう。
その他保険
例としては学資保険を記載しましたが(学資保険は子供がまだ小さい時に入るものでしょう)、色々な短期少額保険に加入されている人もいるでしょう。



